【実食比較】スーパーで買える冷凍弁当ランキング6選！ 安くて美味しいのは？

冷凍弁当とは、ご飯とおかず、またはおかず複数品がひとつのプレートにまとめられた冷凍食品のことです。

和食・洋食・中華など、さまざまなメニューがあり、ニチレイやニッスイなどの冷凍食品メーカーのほか、スーパーのプライベートブランド（PB）からも販売されています。

冷凍保存しておけば、必要なときに電子レンジで約5分温めるだけで食べられるため、自炊が面倒なときや、忙しくて時間がないときに便利な商品です。

スーパーで購入できる冷凍弁当の味は、やや濃いめのものが多く、市販の冷凍食品と変わりません。

これまでに10種類以上を試しましたが、美味しいけれど期待値を大きく上回る商品はありませんでした。

ちなみに、ナッシュのような宅配型の冷凍弁当のほうが味は上だと感じました。そのぶん価格もスーパーよりも高額にはなりますが…。こちらは後で詳しく解説します。

ボリュームは、空腹時に食べてもお腹いっぱいにはならない商品が多く、小腹を満たすのにちょうどいい量という印象です。

なかには、コンビニ弁当と同程度の満足感を得られるものもありますが、全体的に冷凍弁当の価格と量は比例する傾向があります。

そのため、購入する際は価格だけでなく内容量もしっかり確認するのがおすすめです。

冷凍弁当の価格は安いものは300円台で、高いものでも500円台ほど。ボリュームに対してのコストパフォーマンスを考えるとかなり高いと感じます。

実食した商品のなかで最も安かったのは、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の冷凍弁当で、税抜き価格は驚異の298円。同じくトップバリュの「ガッツリ飯シリーズ」は、ボリューム満点で価格と量のバランスが優秀でした。

これらのおすすめ商品は、後半のランキングでも詳しく紹介します。

冷凍食品に対して、「なんとなく体に悪そう」「栄養がなさそう」というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、実際は冷凍による栄養の損失はごくわずかです。農林水産省の公式サイトにも記載されています。

あくまで仮説ですが、冷凍食品は1980～90年代に普及し、当時は「手抜き」や「安上がり」の代名詞でした。当時は利便性ばかりが強調されたことで、健康には悪いというイメージが定着したのではないでしょうか。

今となっては手間を省いてくれる便利な食品なので、上手く食卓に取り入れたいですね。

スーパーで販売されている冷凍弁当は、「時短」や「節約」に向いている商品です。具体的に言えば、下記のような人なら、QOLを向上させることができるかもしれません。

忙しくて自炊したくない・できないという人は、冷凍庫に冷凍弁当をストックしておくことで、食べたいときに電子レンジで温めるだけですぐに食事が用意できます。

自炊したくないときは、ついつい外食・コンビニ・UberEatsなどに頼りがち。最近はコンビニでも欲しいものを買うと1,000円近くかかってしまいます。

冷凍弁当をストックしておけば、買いに行く手間も省けるうえ、無駄な出費も抑えることができますよ！

冷凍弁当というと、スーパーで買えるものだけでなく「ナッシュ」や「三ツ星ファーム」のような、自宅に届けてくれる宅配の冷凍弁当もあります。

広告で見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。

宅配の冷凍弁当とスーパーの冷凍弁当は、商品としては似ているものの、特徴やおすすめの人には違いがあります。

どちらも食べたことがある私からすれば、味は圧倒的に宅配の冷凍弁当のほうが美味しかったです。

そのぶん1食あたりの価格は高くなりますが、栄養士が監修していたり、糖質30g以下のような基準値が定められていたりするサービスが多く、全体的に栄養バランスが優れています。

なお、宅配の冷凍弁当はごはんが付いていないものが多数です。そのぶん副菜が多めに入っていますが、自分でご飯を準備する手間があることは知っておきましょう。

個人的には、スーパーの冷凍弁当から始めてみて、自分のライフスタイルに合っていれば宅配の冷凍弁当に移行するのがおすすめ。経験上メニューが豊富でないと徐々に飽きてきてしまいます。

ナッシュは宅配の冷凍弁当のなかでは、料金が比較的安めなのでおすすめです。それでいて味も美味しくメニュー数も豊富なので、初めて利用するならナッシュを選べば間違いありません。

公式サイトから登録すると初回300円OFFの割引しかありませんが、当サイトから購入すれば総額3,000円OFFの特別クーポンが適用されます。ぜひご活用ください！

スーパーで購入できる冷凍弁当を、実食のうえ「美味しさ」「価格」「ボリューム」などを総合評価し、シリーズ単位でランキング形式にまとめました。

コンビニ弁当や外食など他ジャンルとの比較は行わず、スーパーで買える冷凍弁当の中での相対評価としています。各シリーズの中で特に美味しかった商品もあわせて紹介します。

イオンのプライベートブランド「ベストプライス by トップバリュ」から発売されている、「ガッツリ飯×ガッツリ飯」は、量・味・価格の3つが揃った、まさにコスパ最強の冷凍弁当です。

量は最大420gとスーパーに並んでいる冷凍弁当のなかでも大ボリューム。それでいて価格も500円台とおさえられており、ガッツリ食べたい人も満足できるでしょう。

ほどよい旨辛のビビンバと、甘辛いヤンニョムチキンがセットになったメニューが個人的にはおすすめ！ 冷凍弁当は野菜が少なくなりがちですが、この商品はほうれん草、もやしと人参のナムルが載っているのがうれしいポイント。

よりガッツリ食べたい人には、人気の主食が2種類も載った「ナポリタン＆ミラノ風ドリア、ハンバーグのせ」もおすすめですよ。

※取扱いの有無は店舗によって異なります。

ニップンから発売されている、洋食セットの「よくばりプレート」、和食セットの「よくばり御膳」は、肌感だと多くのスーパーで販売されており、入手しやすいでしょう。

1位のイオンの冷凍弁当よりもボリュームは少なめですが、味だけでいうとこちらもおすすめ。全部で10種類以上あるので、是非いろんな味を試してみていただきたいです。

個人的に美味しかったのは「完熟トマトソースハンバーグ×ミラノ風ドリア」。ミラノ風ドリアといえばサイゼリヤが思い浮かぶのですが、あれにも負けず劣らずコスパがよかったです。

ホワイトソースのミルク感に、アクセントになるミートソース、ターメリックライスは程よく噛み応えがありました。

※取扱いの有無は店舗によって異なります。

テレビCMも放映されている、ニッスイのまんぞくプレートは、白ごはんとおかずがセットになっているワンプレート冷凍弁当。冷食は味のついた炒飯が多いので、シンプルな白ごはんは個人的にうれしかったです。

感覚的には2位とはかなり僅差で、ほぼ同率でもいいかもしれません。白ごはんが食べたいなら断然こっちを選ぶべきだと思います。価格も税込で500円を下回るのはコスパ良いと感じました。

白ごはんが美味しくて、今まで食べた冷凍ごはんの中ではトップクラス。かなりこだわって商品開発していそうだと思いました。

このメニューは野菜が多めなのがうれしかったです。冷凍ですが魚の臭みは感じられず満足。味は大戸屋の定番メニュー「鶏と野菜の黒酢あん」に似ていると感じました！

※取扱いの有無は店舗によって異なります。筆者の生活範囲では上記スーパーでしか見つけられませんでした。

4位は、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の冷凍弁当シリーズ。ごはんとおかずがセットになった「おかずセット」と、おかずのみの「おかずセット」があります。

価格が354円と上位の商品よりもかなり安いのが特徴。安いぶんボリュームや満足感も下がってしまう印象です。個人的には500円前後の商品のほうが、価格と満足度のバランスが良いと感じました。

より安さを重視するのであれば、トップバリュの冷凍弁当はおすすめできます。

メインのすき焼き風煮物には、ごぼう・にんじん・ほうれん草など野菜がたっぷり使われていて、食べていて体に優しい感じがします。ただ、お肉の量がイメージよりも少ないと感じました。

ごはんはモチモチしており美味しかったです。もち麦入りなので食物繊維も取れて健康によさそうです。

※取扱いの有無は店舗によって異なります。

ライフのプライベートブランド「スマイルライフ」から発売されている冷凍弁当は、主食とおかずがセットになった商品。価格は安いのですがボリュームは少なめなので、物足りなさを感じる可能性が高いです。

オムライスはトロトロの卵が優しい味わいで、冷凍とは思えない一工夫が感じられる仕上がり。ごはんはやや柔らかめだが、全体的にまとまりがありました。

ハンバーグはしっかりした肉感で食べごたえがあり、濃厚なデミグラスソースが味を引き立てている。量は少なめなので、小腹を満たしたいときには丁度よいでしょう。

※取扱いの有無は店舗によって異なります。

イオンのプライベートブランド「ベストプライス by トップバリュ」の冷凍弁当は、税込でも322円と激安なのが特徴です。

価格に比例してボリュームも少ないですが、あまり食べない人や、とにかく安い商品を探している人におすすめです。

ハンバーグはよくある冷凍ハンバーグの味ですが、濃厚なソースが印象的です。ペペロンチーノは結構満足度高めで、ガーリックの風味が効いた濃いめの味付けでした。麺はモチっとしていて300円くらいと考えるとかなり好印象です。

※取扱いの有無は店舗によって異なります。

近隣のスーパーに売ってない商品。なかにもいいのがありそう

ランキングでも紹介した、ニップンの「よくばりプレート」や「よくばり御膳」と同じ系列の「よくばりメシ」シリーズ。メインが2種類とおかずがセットになっており、380gの大ボリュームの商品です。

阪急デリカからも冷凍弁当が発売されています。写真を見る限り野菜がゴロっとしており美味しそうなので、気になっている商品のひとつです。

伊藤忠商事のグループ会社である日本アクセスから発売されている、Delcyの冷凍弁当も気になる商品です。見つけた人はぜひチェックしてみてください。