「三ツ星ファーム」と他社で何が違う？ 40社以上の宅配弁当サービスと9つの項目で徹底比較

「三ツ星ファーム」は和食・洋食・中華に限らず、韓国料理やエスニック、スイーツなど、約120種類の豊富なラインナップから自由にメニューを選べるのが大きな魅力です。

特に洋食系のメニューが充実しており、出汁を中心とした和食とは一味違う独創的な食材の組み合わせや味付けを存分に楽しめます。

大きめにカットされた野菜がたっぷり使用されており、どれもしなびたおまけ感覚の野菜ではなく、しっかりと食べ応えがあるのも好印象。

自炊ではハードルの高い料理を手軽に食べたい人や、野菜不足が気になる人にぴったりです。

「三ツ星ファーム」をはじめ、さまざまな宅配弁当サービスが存在していますが、これらには大きく3つの共通点があります。

上記は、いずれも「三ツ星ファーム」だけのメリットではありません。ラクタさん編集部では40社以上の宅配弁当サービスを実際に体験・比較してきましたが、大きな差が出にくい項目なので事前に把握しておきましょう。

基本どのサービスも管理栄養士や栄養士が監修しており、各社共通して健康面での大きな安心感があります。

「ミールタイム」や「ウェルネスダイニング」など、一部のサービスでは管理栄養士または栄養士に無料相談できるケースもありますが、特に必要と感じなければ「三ツ星ファーム」でも十分満足できるでしょう。

宅配弁当サービスの定期便で違約金が発生することはほとんどありません。各社が設定する期日までに連絡すれば、9割近い宅配弁当サービスは購入回数に関係なく解約できます。

「三ツ星ファーム」に関しても、次回お届け予定日の4～7日前までに電話やメールで連絡を入れれば解約が完了します。ただし、『長期継続応援プラン』や『冷凍庫プレゼントプラン』を契約している場合は、指定の購入回数があるため注意しましょう。

冷凍で届く宅配弁当は、ヤマト運輸や佐川急便などの大手配送業者を利用しており、日本全国ほぼどこでも利用できるのが特徴です。「三ツ星ファーム」もヤマト運輸のクール便で、北海道から沖縄まで、日時指定で届けてもらえます。

「三ツ星ファーム」を除く40社以上の宅配弁当サービスを調査し、その中から料金・味・メニューの種類などの各項目でNo.1を決定。その結果と三ツ星ファームを比較しました。

結論として、一部の側面で見れば「三ツ星ファーム」より優れた宅配弁当サービスは多数存在します。

しかし、料金・おいしさ・栄養基準・支払い方法など、全体のバランスで評価すると「三ツ星ファーム」は総合的に使いやすく、初めての人にもおすすめできるサービスであることがわかりました。

より具体的な比較結果は以下を参考にしてみてください。

初回料金が最も安いのは「まごころケア食」の1食190円です。「三ツ星ファーム」は初回64％OFFの割引で1食あたり467円で購入できますが、他のサービスと比較すると500円近い差があります。

「まごころケア食」や「夕食ネット」「ライフミール」は、初回1食あたり200円前後という非常にお得な料金ではじめられますが、ボリュームがやや少ないため注意が必要です。

2～3口で食べ終わるような小ぶりなメインディッシュが多く、食べ盛りの人にはあまり向いていない可能性があります。

筆者の場合、お茶碗1杯の白米を添えても腹八分目程度と、若干の物足りなさを感じました。安い宅配弁当なら出費を抑えられますが、ボリュームと価格のバランスを重視する人には「三ツ星ファーム」がおすすめです。

40社以上の宅配弁当を比較した結果、最も安かったのは1食435円の「まごころ弁当」でした。「ワタミの宅食ダイレクト」や「まごころケア食」も1食400円以下で購入可能です。

「三ツ星ファーム」は1食680～896円なので、安いサービスと比べると200円以上の差があります。

ただ、「まごころ弁当」や「まごころケア食」は高齢者向けという印象が強いため、コンビニ食や外食をイメージしていると、食事の内容に少しギャップを感じるかもしれません。

実際に「まごころケア食」を食べたときは、「三ツ星ファーム」と比べてどの食材も食べやすく小さめにカットされており、食感も非常にやわらかいと感じました。

固くて大きい食材が食べにくいと感じる人にはやさしい造りですが、筆者からするともう少し食べ応えがほしかったのが正直なところ……。

「ワタミの宅食ダイレクト」に関しては、主菜と副菜の品数にあわせて料金が変動するため、メニューの選び方次第では出費額にそこまで大きな差を感じられない可能性があります。

選べるジャンルもお肉と魚に限られているため、安さよりも食べ応えやバリエーションを求めるなら「三ツ星ファーム」がおすすめです。

ラクタ編集部内で最も高評価を得たのが「マッスルデリ」です。食欲をそそる香りや、お肉や魚の食感、全体的な味わいに至るまで、冷凍とは思えない驚くほどのおいしさがありました。

「ママの休食」は無添加調理が特徴で、舌に残るような独特な甘み・濃い味付けがなく食べやすいのが魅力です。素材本来の甘みが引き立つ自然の旨みを口いっぱいに堪能できます。

ただし、どちらも1食あたり1,000円近い料金がかかるため、価格とのバランスを考えると、「三ツ星ファーム」は手頃でありながら、おいしさも両立していると感じました。

40社以上の宅配弁当サービスを比較した結果、メニュー数が最も多かったのは500種類以上を展開する「食宅便」です。毎日1食ずつ違うメニューを選んだとしても、1年で食べきれないほどメニューの種類が充実しています。

ただ「三ツ星ファーム」に比べて食事のメニュー数は多いものの、「食卓便」や「ミールタイム」などのサービスではスイーツ・デザートが少なめ……。食事だけではなくスイーツも一緒に楽しみたい人は「三ツ星ファーム」がおすすめです。

また、「三ツ星ファーム」では毎月1回くらいのペースで続々と新メニューが登場しているため、新しい料理を定期的に楽しみたい人にもぴったりです。

40社以上の宅配弁当サービスを比較したなかで最も糖質を抑えられるのは、1食あたり10g以下の「食宅便（低糖質セレクト）」です。

「ライザップサポートミール」や「筋肉食堂DELI（ダイエットコース）」でも糖質を10g前後でコントロールできます。

ただ「日本人の食事摂取基準」（2020年版）によると、成人女性の1日に必要な糖質量は総エネルギー摂取量の50～65%が目安。1,750kcalの食事を摂取している人であれば1食あたり73～95gの糖質を摂取できます。

仮に「三ッ星ファーム」と白米150gを食べたとしても1食あたりの糖質は約78.4g以下。ロカボやケトジェニックなどの本格的な糖質制限がメインでなければ「三ッ星ファーム」の食事でも十分に摂取量を抑えられます。

「三ッ星ファーム」では1食あたり15g以上のタンパク質を摂取できますが、他社に目を向けると1食あたり40～50g以上摂取できる宅配弁当サービスがあります。

特にタンパク質の基準値が高いのが1食50g以上の「マッスルデリ」のGAIN 増量用コースです。「筋肉食堂DELI」や「Dietician（ダイエティシャン）」でも、1食あたり40g以上と「三ツ星ファーム」より高タンパク質なメニューを選択できます。

「日本人の食事摂取基準」（2020年版）によると、成人女性の1日に必要なタンパク質の推奨量は約50g。

ダイエット中は体重1㎏あたり1.0～1.2gのタンパク質を摂取するのが望ましいとの情報もあるため、不足しがちなタンパク質を補うのであれば、「三ツ星ファーム」よりも他社のサービスを選ぶのがおすすめです。

ただ、タンパク質が豊富な宅配弁当はカロリーや糖質も増えやすい傾向にあります。実際に「マッスルデリ」のGAIN 増量用は1食あたり550〜750kcal、糖質75g以下、脂質25g以下が基準となっているので、メニュー選びには十分に注意しましょう。

摂取カロリーを最も抑えられるのは「タイヘイファミリーセット」の彩こころです。1食あたり150kcal前後に摂取カロリーを制限できます。

また、「メディカルフードサービス」や「筋肉食堂DELI」でも1食あたり200kcal前後と「三ツ星ファーム」よりも少ない摂取カロリーに抑えられます。

ただし、過剰なカロリー制限は健康リスクを伴う可能性があるため注意が必要です。

「日本人の食事摂取基準」（2020年版）によると、18～29歳の成人女性が1日に必要な摂取カロリーは1,700～2,300kcalとされています。1食分に換算すると567～767kcalです。

「三ツ星ファーム」にご飯150g（284kcal）を追加しても1食あたり約584kcalに抑えられるため、18～29歳の成人女性であればカロリーオーバーになるリスクは低いでしょう。1日に必要な摂取カロリーに合わせてバランスよく取り入れることが大切です。

支払い方法が最もが多かったのは「まごころケア食」。現金払いや電子決済など、9種類の支払い方法が選べます。支払い方法に困ったときは、ぜひ参考にしてみてください。

「三ツ星ファーム」と「nosh（ナッシュ）」を比較すると似ている部分が多く、どちらを選ぶべきか迷う人も多いでしょう。

筆者も注文前に違いを調べましたが、どのサイトを見ても決定的な差が見当たらず苦戦した経験があります。

ここでは実際に「三ツ星ファーム」と「nosh（ナッシュ）」を注文した経験を踏まえ、おいしさ、料金、支払い方法など12の項目で比較した結果をまとめてみました。

結論からまとめると、「ナッシュ」は価格重視、「三ツ星ファーム」はおいしさ重視で選びたい人におすすめです。

「三ツ星ファーム」は、タンパク質15g以上・糖質25g以下・350kcal以下の栄養基準を満たす約120種類の冷凍弁当を食べられるのが特徴です。

解凍しても崩れにくい大きめの野菜や、低カロリー・低糖質とは思えない外食レベルの本格的な味付けが魅力。子ども向けのメニューや湯煎で簡単に調理できる丼ぶりの具、一品おかずなど、冷凍商品のバリエーションも豊富です。

ただし、1食あたりの価格が680～896円（初回1食467円）と「ナッシュ」より料金が少し高め。解約の手間が多い点も気になりますが、おいしさ重視で選ぶなら最適なサービスです。

「ナッシュ」は、糖質30g以下・塩分2.5g以下の冷凍弁当を1食599～698円から購入できます。

当サイト経由の初回注文であれば合計3,000円OFFクーポンの適用で1食499～532円に。2回目以降は「nosh club」の会員割引（最大16.55％OFF）が自動適用され、「三ツ星ファーム」よりもお得な料金で長期継続できます。

「三ツ星ファーム」と比べて送料がやや高く、スイーツメニューが少ないという点が気になりますが、コスパ重視で選びたい人にピッタリなサービスです。

「三ツ星ファーム」では、品質と安全性に配慮しつつも必要最低限の添加物が使用されています。無添加を求める人にとっては、不安要素になる可能性があります。

無添加の宅配弁当サービスを探している場合は、国産食材や無添加にこだわった「FIT FOOD HOME」や「ママの休食」がおすすめです。

「三ツ星ファーム」は冷凍宅配弁当です。

毎日できたての宅配弁当を届けてほしいときは、「ワタミの宅食」や「まごころ弁当」などの常温・冷蔵の宅配弁当サービスがおすすめです。日替わりで新鮮な弁当が冷蔵や常温で届くため、解凍や温め直す手間が最小限で済みます。

「三ツ星ファーム」の宅配弁当は置き配指定に対応していません。

留守の間でも確実に宅配弁当を受け取りたいときは、置き配できる「ワタミの宅食」や「夕食ネット（ヨシケイ）」がおすすめです。不在時でも指定の場所に確実に食事が届くので、仕事や外出で家を留守にすることが多い人でも安心して利用できます。