本記事では脂質制限食を提供している宅配弁当サービス紹介のほか、脂質や脂質制限についても解説しています。年齢を重ねるごとに代謝が落ちやすくなるため「気がつけば痩せにくく太りやすくなっていた!」と気づくことも。
過度な体重の増加はあらゆる生活習慣病の原因になってしまいますが、毎日の食事で脂質を制限することは簡単ではありません。近年では栄養バランスを最大限に考慮した宅配弁当のメニューが続々と登場していて、脂質摂取量の管理がしやすくなっています。
健康的な生活を送るために食生活の見直したい・脂質制限に興味があるという人はぜひ参考にしてみてください。
【脂質制限食におすすめ】低脂質な宅配弁当サービスまとめ! 手軽に食生活を改善しよう
最終更新日:2024年05月10日
※料金はすべて税込価格です。
※1食あたりの料金は小数点以下を四捨五入しています。
※口コミは個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。
脂質制限食で脂質をコントロールしよう!
そもそも脂質とは?
脂質は、炭水化物・タンパク質とあわせて人間の身体に必要な三大栄養素のひとつです。重要なエネルギー源のひとつでもあり、臓器を保護したり冷えから守ったりする役割があります。
脂質は水に溶けない点・少量で効率よくエネルギーを作り出せる点も特徴ですが、摂取しすぎて消費しきれなかったぶんは体内にとどまってしまいます。この体内に貯蓄された脂質が「脂肪」と呼ばれるものです。
ダイエットをしたいと考えている多くの方は、「脂肪=ダイエットの天敵」のようなネガティブなイメージをもっているのではないでしょうか。事実、過剰な脂質の摂りすぎは身体に良くありません。
ですが脂質自体は身体機能や細胞への働きかけに欠かせません。健康のためには脂質不足になるのも避けたいところです。
脂質の1日の摂取量の目安
1日に必要なエネルギー量(カロリー)から計算できます。成人男性および女性が必要とするエネルギー量は、以下のとおりです。
成人男性の場合
年齢 | 運動をしない | 適度に運動する | よく運動をする |
---|---|---|---|
18~29歳 | 2,300 | 2,650 | 3,050 |
30~49歳 | 2,300 | 2,700 | 3,050 |
50~64歳 | 2,200 | 2,600 | 2,950 |
65~74歳 | 2,050 | 2,400 | 2,750 |
75歳以上 | 1,800 | 2,100 | - |
成人女性の場合
年齢 | 運動をしない | 適度に運動する | よく運動をする |
---|---|---|---|
18~29歳 | 1,700 | 2,000 | 2,300 |
30~49歳 | 1,750 | 2,050 | 2,350 |
50~64歳 | 1,650 | 1,950 | 2,250 |
65~74歳 | 1,550 | 1,850 | 2,100 |
75歳以上 | 1,400 | 1,650 | - |
脂質の摂取量は、1日に必要なエネルギー量のうち20~30%が目安です。
脂質は1gで約9kcalのエネルギーに変換されるため、上記で出したエネルギー量を9で割ることで目安のグラム数がわかります。
例えば30歳で運動習慣のない女性は1,750kcalが目安のため、【1,750×20~30%÷9】でおよそ38~58g。40歳で同じく運動習慣のない男性は2,300kcalが目安のため51~76gです。
脂質制限をする場合は、この数値よりも摂取量を少なくすることを目標にしましょう。
宅配弁当なら手軽に脂質制限ができる
どれほど時間の余裕があっても専門的な知識がなければ、脂質制限をクリアしたメニューを考えるのは大変なものです。仕事や家事・育児などで常に時間に追われている中だとなおさらハードルが高く感じてしまいます。
それでも健康やダイエットのために脂質を制限する必要がある場合は、栄養バランスが考慮されていて手軽に時短できる宅配弁当の利用がおすすめです。
宅配弁当はあらかじめ選択したメニューに基づいて、複数食分がまとめて届けられます。一般的なデリバリー・出前のように注文してすぐには届かない代わりに、あらかじめ受け取れば解凍や温めなおしだけですぐに栄養価の高い食事を摂ることができます。
脂質制限食のおすすめ宅配弁当サービス4選
脂質制限の際に手軽に利用しやすいおすすめの宅配弁当サービスは以下の4社です。
ウェルネスダイニング |
ニチレイフーズ ダイレクト |
タイヘイ ファミリーセット |
ナッシュ |
|
---|---|---|---|---|
1食あたりの料金 | 840円~/1食 | 807円~/1食 | 712円~/1食 | 599円~/1食 |
料金プラン | たんぱく質が摂れる脂質調整食 7食6,156円~ |
脂質Aセット 5,850円 脂質お肉セット 5,650円 |
ヘルシー御膳おかず 5食3,780円~ 7食5,050円~ 14食9,980円~ |
6食プラン:4,190円 8食プラン:4,990円 10食プラン:5,990円 |
送料 | 通常770円 定期便:385円 |
400~2,500円 ※本州・四国は7,500円以上で無料 |
715円~ | 913円~ |
1食あたりの 平均脂質量 |
8g以下 | 10g以下 | 10g~15g以下 | 40g以下 ※低脂質の絞込み可 |
品数 | 主菜1品+副菜2品 | メニューによって異なる | コースによって異なる | 主菜1品+副菜3品 |
割引 | 初回購入 送料無料 |
初回11%OFF | 定期購入 送料無料 |
初回合計3,000円OFF |
配送エリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
公式 | 注文する | 注文する | 注文する | 注文する |
実食レポ | 口コミ詳細 | 口コミ詳細 | 口コミ詳細 | 口コミ詳細 |
「ウェルネスダイニング」
1食あたりの 平均脂質量 |
8g以下 |
---|---|
1食あたりの 最安価格 |
840円~ |
メニュー数 | 50種類 |
定期プラン | ▼たんぱく質が摂れる脂質調整食 7食:6,156円 14食:11,772円 |
割引 | 初回お試しセット送料無料 |
送料 | 通常:送料770円 定期便:送料385円 |
お試し | あり |
制限食が専門で累計2,000万食の売り上げ実績を誇る「ウェルネスダイニング」。
低脂質に対応している「たんぱく質が摂れる脂質調整食」は十六穀ご飯付きとおかず単品どちらも選択可能です。
「ウェルネスダイニング」についてもっと詳しく見る
「ニチレイフーズダイレクト」
1食あたりの 平均脂質量 |
10g以下 |
---|---|
1食あたりの 最安価格 |
807円~ |
メニュー | 100種類以上 |
定期 プラン |
脂質Aセット:5,850円 脂質お肉セット:5,650円 |
割引 | 冷凍おかず和洋中人気10食セット(1食540円) + 送料無料 |
送料 | 400~2,500円 ※本州・四国は7,500円以上で無料 |
お試し | あり |
「ニチレイフーズダイレクト」では健康を考える大人の食事が豊富に揃っており、脂質制限の専用メニューのほかにも糖質・塩分・たんぱく質制限食に対応しています。
脂質制限食以外にもメニューのバリエーションが100種類以上と充実したラインナップです。
料金は宅配弁当にしては少し高めで、健康サポート食セットは7食のみで5,000円台~6,000円台。ただし、お試し4食セットに対応していて都度注文にも対応しているので、1度試してみるのも手。
脂質制限のお試し4食セットは3,300円(送料無料)です。
「タイヘイファミリーセット」
1食あたりの 平均脂質量 |
10g~15g以下 |
---|---|
1食あたりの 最安価格 |
712円~ |
メニュー | 70種類以上 |
定期 プラン |
▼ヘルシー御膳おかず 5食3,780円~ 7食5,050円~ 14食9,980円~ |
割引 | 定期購入:送料無料 |
送料 | 715円~ |
お試し | なし・定期購入のみ |
専門医・管理栄養士が選んだメニューを日替わりで受け取ることができるのが「タイヘイファミリー」の宅配弁当サービス。カロリー制限やタンパク質・低塩分・低糖質メニューに対応しています。
「脂質制限」を押し出したコースは確認できませんでしたが、定番コースのひとつである「ヘルシー御膳®おかずコース」では和食を中心とした低脂質メニューが多数確認できます。
メニューの大半は和食が中心で、牛肉・豚肉・鶏肉や魚のほかにも日替わりでデミグラスハンバーグやビーフカレーも確認できます。
定期購入なら送料無料。専門家が選んだメニューを気軽に継続できます。
「タイヘイファミリーセット」についてもっと詳しく見る
「ナッシュ」
1食あたりの 平均脂質量 |
10g~15g以下 |
---|---|
1食あたりの 最安価格 |
599円~ |
メニュー | 80種類以上(スイーツあり) |
定期 プラン |
6食プラン:4,190円(698円/1食) 8食プラン:4,990円(623円/1食) 10食プラン:5,990円(599円/1食) |
割引 | 初回合計3,000円OFF(499円/1食) お友達紹介クーポン:3,000円OFF×1回分 |
送料 | 913円~ |
お試し | なし・定期購入のみ |
「ナッシュ」は低糖質・低塩分メニューに強い宅配弁当サービスのひとつ。パンやデザートの種類も豊富です。メニューの選択時は脂質量でも簡単に絞り込みができる上に、辛さレベルが3段階評価で表示されるため刺激物が苦手な人も安心です。
当サイト限定の初回2,000円OFFクーポンを利用すると1食365円と驚きの安さでお試しできます。
ナッシュの定番メニューの中でも注目は「牛肉とカボチャの玄米リゾット」。低脂質の観点から避けた方が良い牛肉が入っているにもかかわらず、脂質量は驚きの9.9gです。
ほかにも和洋中幅広く取り揃えられている他、定期的に限定・コラボメニューが発売されるなどで飽きることなく楽しめます。
「ナッシュ」についてもっと詳しく見る
脂質制限食の宅配弁当サービスの選び方
宅配弁当のサービスは多種多様のため、どれを選ぶか迷ってしまう場合もあります。
以下では脂質制限の観点から宅配弁当サービスを選ぶ場合、どのような点に注目すべきを紹介します。
低脂質のメニューがあるか
最もわかりやすい基準は「低脂質」「脂質制限」に対応したメニューがあるかどうかです。
また、脂質量が適正だったとしても他の栄養素が不足していたり、バランスがとれていなかったりするケースもあります。
宅配弁当は、脂質以外の栄養成分も細かく表示されています。脂質だけでなく「糖質が少ないか」「たんぱく質が多いか」など、自分の目的に合ったメニュー選びができるのも嬉しいポイントですね。
低糖質なメニューを探している方はこちら
添加物が少ないメニューを探している方はこちら
メニューの数
宅配弁当のメニュー数が多ければ飽きることなく続けられますし、脂質以外の栄養をどれくらい摂るかも選びやすくなります。
デリバリー・出前とは違い、宅配弁当サービスは複数社を同時に利用し続けることは現実的ではありません。手間がかかったりコストがかさんだりするため、1つのサービスでバリエーション豊富なメニューを食べられるかどうかは選択する基準としておすすめです。
料金の安さ
先述した通り、宅配弁当サービスはひとつに絞った方がコストが抑えられます。もし合わなければ解約・配送停止を行い別サービスを利用するのも手段のひとつです。各社のメニュー・料金を比較して、よりお得な料金で利用できるサービスを選択しましょう。
また、見落としがちな点として挙げられるのは送料。どれほどメニューが安くても、送料込みで計算すると意外と高くついてしまうケースも珍しくありません。宅配弁当の料金+送料を足した金額から1食分の料金を割り出すと確実です。
北海道・沖縄・一部離島などに住んでいる場合は料金が割り増しにある場合もあるので、各社のサイトの料金ページや「特定商取引法に基づく表記」などをしっかり確認しましょう。
味が美味しいか
仮に同じメニュー・料金の宅配弁当が複数あるとするなら、やはりよりおいしいメニューを食べ続けたいものです。
当サイトでは各社のメニュー比較はもちろん、実際に食べてみた感想のレビューも豊富に紹介しています。気になるサービスが見つかったら口コミや評判もチェックしてみてください。
各サービスの口コミ・レビューをチェックしよう!
脂質制限のメリット・デメリット
脂質制限を行うメリットやデメリットは以下の通りです。
脂質制限のメリット
- 主食(ご飯・パンなど)は減らさずそのまま食べられる
- 摂取カロリーの減少がわかりやすい
- 筋肉量への影響が少ないため体力が落ちづらい
脂質制限は糖質制限とは違い主食(炭水化物)の量は減らさない・そのままでOKです。よってご飯やパンなどが大好きな人にとって、これらの制限がない点は大きなメリットといえるでしょう。
正しい方法で脂質制限をすればコレステロール値も減るため、ダイエットはもちろん健康面が心配な人にもおすすめです。
脂質制限のデメリット
- 調理方法に制限がある(揚げ物や炒め物はNG)
- 長期間続けなければ効果が見込みづらい(ダイエット目的の場合)
- 極度な制限によりホルモンバランスが乱れやすくなる
脂質制限は、糖質制限よりも空腹を感じやすいとされています。脂質は腹持ちが良い性質があることに加えて、脂質制限したメニューは必然的に消化吸収しやすくなるため、空腹感が続く状況に抵抗がある場合は注意が必要です。
ダイエットの観点だと、糖質制限は痩せやすい代わりにリバウンドしやすく、脂質制限は痩せづらいもののリバウンドしづらいという違いもあります。
良くも悪くも、目に見える成果が表れるまでに時間がかかるのが脂質制限なのです。
脂質制限をするときの注意点
脂質に限りませんが、食事制限は間違った方法で実行し続けると体調を崩してしまいます。
脂質制限を行う際は、以下の点に気をつけて無理のない範囲から始めましょう。
脂質制限の目的を知っておこう
正しい方法で脂質制限を続けると体重の減少が見込めるのはもちろん、LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を減らすことができます。
脂質制限はダイエットのほかにも、高血圧性疾患・脳血管疾患などの生活習慣病を予防する目的から始めるケースも珍しくありません。健康的な生活を長く送るための手段として脂質制限を行うことを念頭におきましょう。
高脂質・低脂質の食材を覚えよう
一般的に脂質の量が高い・低いとされている食材を挙げています。脂質制限を行う際の目安として参考にしてみてください。
高脂質の食材・食品
- 油類
- 牛肉
- 豚肉
- ベーコン
- ナッツ類 など
脂質は、肉類や油類などの食材に多く含まれているため、普段の食生活で意識せずに多く摂取しがちです。
油を多く使う「揚げもの」や「炒めもの」は脂質の摂取量が多くなるため、「蒸しもの」や「煮もの」などの調理法で少しでも脂質を抑えることも意識してみましょう。
低脂質の食材・食品
- 野菜
- 果物
- 海藻
- 魚(青魚・白身魚)
- ささみ
- 主食(ご飯・パン・麺類) など
野菜や果物、海藻などの食材は脂質が少なく、脂質制限をしたいときにおすすめ。また、脂身の少ない肉類の中でもささみは、高たんぱくかつ低脂質の食材なので、ダイエットをしたいときは最適です。
主食でよく食べられるご飯やパンは、脂質が少ない反面、糖質がかなり多く含まれるため、ダイエットをしたいときは注意しましょう。
食事制限だけでなく適度な運動も取り入れる
体重の減少・数値を改善するためには、脂質制限だけだとどうしても限界があります。
ストレッチや散歩など、1日5分からでも身体を動かした方が、食事制限だけを行うよりも早く改善されます。身体に無理のない範囲で、適度に運動することも心がけましょう。
脂質制限のよくある質問
ここでは、脂質制限についてよく質問される内容をまとめています。脂質の基本について知りたいときの参考にしてください。
- 1日の必要摂取量は?
- 脂質の摂取量は、1日に必要なエネルギー量のうち20~30%が目安です。
男性か女性か・どの程度の運動習慣があるかにより大きく異なりますが、成人男性であればおおよそ50gから100gの間、成人女性はおおよそ40g弱から90gの間とされています。
- 脂質を摂りすぎるとどうなる?
- 1日に必要な摂取量を上回ると脂肪になり、体内に中性脂肪・皮下脂肪として蓄積されます。さらにLDL(悪玉)コレステロールが動脈硬化の原因になるため健康にも悪影響が起こります。
- 逆に脂質が不足するとどうなる?
- 免疫機能の低下やエネルギー不足などに陥りやすく疲れやすい身体になるほか、美容の観点からだと肌や髪が乾燥しやすく艶が失われる原因にもなります。
ダイエット目的かどうかにかかわらず、脂質を全く摂取しない行動は非常に危険です。
計画的に脂質制限をして健康な体をつくろう!
脂質は人間の三大栄養素として欠かせないものですが、過剰摂取は健康面において非常に危険です。
「これから脂質制限を行いたい」「けど、何をすれば良いかわからない」などの場合は、手軽に脂質制限食を取ることができる宅配弁当のサービスを利用するのがおすすめです。
便利なサービスに頼りながらも無理のない範囲で実行して、心身ともに健康な身体づくりを目指しましょう!
こちらの記事もおすすめ
たんぱく質が摂れる脂質調整食
7食か14食から選択可能な高たんぱく・低脂質調整食。十六穀ご飯は栄養価たっぷりで脂質1.9g(120g)なので満足度も高めです。
初回購入は送料無料・2回目以降も定期便なら送料半額(385円)で利用できます。