スーパーの冷凍食品コーナーを見ていたところ、1つの商品でごはんとおかずの両方を食べられる、なんともお得感満載な冷凍食品が売られていました。
ニップンの「よくばりプレート」を実食レビュー! 味・量・栄養はどう?
最終更新日:2024年10月24日
こちらはニップンの「よくばりプレート」という商品。ハンバーグ&ドリア、カレー&グリルチキンなど、どれも食欲がそそられるセット内容で気になります!
今回は、こちらの「よくばりプレート」について調査&実食レビューしてみたので、参考にしてください。
まさに「よくばり」な組み合わせ!ドリアとハンバーグがセットの冷凍食品
「よくばりプレート」は、ニップンという日本を代表する製粉メーカーから発売されている冷凍食品です。
ニップンといえばオーマイパスタのイメージですが、パスタ以外にもこのような冷凍食品を出しているのは知りませんでした。
今回は、なかでも個人的に気になった「ハンバーグ&ミラノ風ドリア」を購入しました。
栄養成分と原材料は?
容量 | 330g |
---|---|
エネルギー | 463kcal |
たんぱく質 | 14.5g |
脂質 | 18.2g |
炭水化物 | 60.3g |
賞味期限 | 製造後12か月 |
製造場所 | 日本国内の工場で生産 |
栄養成分表示を見ると、1食のカロリーは463lcalなので、おにぎりで換算すると2.7個分ほどでした(1個170kcalで計算)。カロリーは気持ち高めに感じます。
たんぱく質は14.5gと、個人的には1食で15gほど摂りたいので丁度よいくらいです。しっかり筋トレをしている人だと物足りないかもしれません。
食品表示は上記画像のとおりです。ハンバーグとドリアがあるので表示が長くなっていますが、見た感じだと一般的な冷凍食品とあまり変わらなさそうです。
ちなみに、ハンバーグには鶏肉・豚肉・牛肉の3種類が使われていました。一応、多い順に記載するのがルールなので、もっとも割合が高いのは鶏肉のようですね。
値段は近所のスーパーだと537円
値段は近所のライフだと537円でしたが、こちらはスーパーによって少し差がありそうです。
また、Amazonでも570~700円ほどで販売されていました。小さなスーパーだと置いていないところも多かったので、気になった人はネットでも購入するのもよいでしょう。
10種類以上のよくばりシリーズがある
今回購入したもの以外にも、「ニップン よくばりシリーズ」という名称で10種類以上の商品が販売されています。
洋食中心の「よくばりプレート」のほかにも、和食中心の「よくばり御前」、3種類の食事がセットになった「よくばりメシ」など、正直かなり気になるものばかりです。
よくばりシリーズのセット例
- ハンバーグ&ミラノ風ドリア
- チキンステーキ&トマトパスタ
- グラタン&ボロネーゼ
- 炊き込みご飯&麻婆なす
- 鶏めし&チキン南蛮
- あさりご飯&さばの味噌煮
よくばりプレートをいざ実食レビュー
当たり前ですが解凍前はまったく美味しそうには見えません。これが解凍後どのようになるのか楽しみです。
容器は紙なので熱くなりにくそうですが、実際のところはどうでしょう。以前食べた冷凍弁当プレートは容器がプラスチックで、温めた後に高温になり火傷しそうになりました。
それではレンジで温めてみます! 外側の透明なフィルムは外さずに温めるようです。
取り出すとき紙の容器はそこそこ暑かったです。長時間持つと火傷しそうなので、注意書きのとおり「ふきん等を使って」取り出すべきでした。
ドリアはサイゼ〇ヤにも負けない味
まずはミラノ風ドリアから。ターメリックライスの上にホワイトソース、さらに上にデミグラスソースが乗っており、乾燥パセリのようなもので彩りを加えています。
誇張せずに言いますが、味はかなり好みでおいしかったです。ホワイトソースのミルク感に、アクセントになるミートソース、ターメリックライスは程よく噛み応えがありました。
さすがにイタリアン専門店で食べるドリアにはおよびませんが、味だけならサイゼ〇ヤにも負けないのではないかと思うほど。
個人的には冷凍食品のなかでは高評価ですが、チーズ感がもっと強くなったらより好みかもしれません。
正直ハンバーグは普通だった
ハンバーグにはチーズとトマトソースがかかっており、付け合わせにはジャガイモと申し訳程度のほうれん草が添えられていました。
味は正直にいうと普通で、冷凍ハンバーグのなかでも大袋にたくさん入ってる「お徳用ハンバーグ」のような味に感じました。ドリアが好みの味だったぶん、少しガッカリ感が否めません。
ハンバーグを半分に切ってみましたが、レストランで食べるような肉汁は味わえません。良くも悪くも普通の冷凍ハンバーグでした。
ボリュームはコンビニ弁当より少ない
見た目の満足度は高いですが、実際食べてみると物足りなさを感じます。満腹を100%だとしたら、食べた後は60~70%くらいです。ちなみに、私は牛丼チェーンでは大盛りで満足するくらいです。
食べる前に温めた後の重さを計測していたのですが、容量は345gでした。温め前は359gだったので、レンチンによって水分が蒸発したのだと考えられます。
重さだけではわかりづらいので比較対象としてコンビニ弁当の重さを出すと、ローソンのチキン南蛮弁当の容量は439gです。
よくばりプレートはコンビニ弁当よりも100gほど少ないので、コンビニ弁当で満腹にならない人は、より物足りなさを感じるかもしれません。
ただし個人的に、昼ごはんは眠くならないように少なめがベストなので、よくばりプレートは意外と丁度よいかもと思いました。
冷凍庫にストックしておくのはあり! 普通の冷凍食品よりは満足度が高い
総評ですが、ニップンのよくばりプレートは複数のメニューが一度に味わえるという「体験」の満足度は高いです。メニューの組み合わせがファミリーレストランみたいなので、冷凍庫に何個かストックしておくのはありだと思いました。
一方で、「量」や「味」の満足度は総合すると普通くらい。不満を感じるほどではありませんが、期待しすぎるとガッカリしてしまうかもしれません。
米を炊かなくてもいいのが大きな利点
よくばりプレートは、ドリアのような主食とハンバーグのようなおかずがセットになっている冷凍食品なので、お米を準備しなくてよいのがメリットに感じました。
過去に「nosh」などのサブスク型の冷凍宅配弁当を使ったことがあるのですが、これらはおかずだけのプレートなのでご飯は自分で準備する必要がありました。
よくばりプレートは主食がついているので、会社でレンチンして単体で食べることができますし、またリモートワークで時間が無い日のランチにも丁度よさそうです。
野菜がほぼ摂れない点は気になる
よくばりプレートは、野菜がほとんど摂れない点は気になりました。今回のハンバーグ&ドリアのセットだと、野菜は小さなジャガイモ4個と申し訳程度のほうれん草しかありません。
たまに食べるなら気になりませんが、リモートワークの昼ごはんに悩んでいる私からすると、毎日食べられる罪悪感の少ない食事のほうが嬉しいです。