「かんたん宅食ガイド ラクタさん」では、日々いろいろな宅食サービスを実食しています。今回はリニューアル後の食宅便で「 鰆(サワラ)の野菜あんかけ」を食べました。感想を正直レポートします。
食宅便「 鰆(サワラ)の野菜あんかけ」実食レビュー
最終更新日:2024年04月20日
鰆(サワラ)の野菜あんかけ
栄養成分:カロリー278kcal たんぱく質20.9g 脂質15.5g 炭水化物19.3g 塩分1.4g
アレルギー:小麦・大豆・鶏肉
温め時間:500W5分00秒、600W4分00秒
食宅便の「 鰆(サワラ)の野菜あんかけ」には、以下3つの副菜が一緒に入っています。
・上段左「鶏肉の竜田揚げ」
・上段中央「かぼちゃの含め煮」
・上段右「キャベツのあおさ炒め」
温め直後は、きのこと魚特有の香りが強め。美味しそうな匂いかと聞かれると、個人的には「少し魚臭いかな」と感じます。ただ、食べられないほど不快な臭いがするわけではありません。「魚料理だから仕方ないか」と割り切れるレベルです。
野菜あんかけをどかして鰆(サワラ)を取り出そうとすると、箸が少し触れただけで皮が簡単に破けるほどやわらかく煮込まれていました。
「箸で持ち上げると崩れてしまうかな?」と思いきや、身はしっかりと形を保っています。煮崩れの様子もなくキレイな状態です。
鰆(サワラ)の身は分厚く、大きさも1人前としては十分なサイズ感です。
身は想像していたよりも引き締まっていて、箸でほぐすのに少し手こずりました。魚の繊維に逆らわなければ、簡単にほぐせるくらいの柔らかさです。
口に残るような小骨は一切なく、中心部まで出汁の旨みがしっかりとしみ込んでいます。
味付けは出汁がメインで、そこに野菜から出てくる旨みや甘みが加わっています。
やや物足りなさを感じましたが、塩分が1.4gと少ないので納得の味。出汁の風味・旨みは感じられるものの、塩っけのある旨みを感じられないのは残念でした。
個人的には少し醬油を垂らしたくなるレベル。ただ、健康のために食べていると考えれば、調味料を取りに行こうとする衝動を自然と抑えられる優しい味付けです。
キャベツやネギなどの野菜は、あんと一体化しそうなくらいトロトロ。素材本来の甘みがたっぷりと出ていて、噛みしめるほどにジュワッと美味しさがあふれ出てきます。
副菜の「鶏肉の竜田揚げ」は、どこか油淋鶏にも見える仕上がり。醤油系の味がしっかりと効いていて、ワンプレートのなかで一番濃いと感じた味付けでした。
お肉は柔らかく、パサパサとした食感はありません。お浸しのようなほうれん草と一緒に食べると、口の中に出汁やお肉などの旨みが混ざり合って何とも言えない美味しさが広がります。
味が濃いといっても舌が痛くなるような強い味付けではないので、食べやすかったです。
上段中央にある「かぼちゃの含め煮」は、素材の味を引き出すちょうど良い塩梅の甘辛い味付けで調理されています。
解凍されたおかずとは思えないほど、自然な甘みとホクホクとした食感を味わえます。自宅で作るものよりも美味しいと思えるレベル。
ただ、1つだけパサッとした食感で味がしみ込んでいないかぼちゃが混ざっていました。あえてなのか、たまたまだったのか……。明らかに他のかぼちゃとは味も食感も違ったので少し気になりました。
右上にある副菜「キャベツのあおさ炒め」を口に運ぶと、あおさ特有の磯の香りがふわっと広がります。
あおさを食べる直前で振りかけたのかと勘違いするほど、インパクトの強い風味が感じられました。副菜そのものに変わった味付けはなく、キャベツとパプリカのみずみずしく優しい甘みと、ほのかな出汁の旨みが感じる程度。
控えめの塩味で少し物足りなさを感じつつも、あおさの風味で味の濃淡が上手くカモフラージュされている印象です。
食宅便「 鰆(サワラ)の野菜あんかけ」は、全体的に味が控えめです。ただ、塩味が足りないことを除けば、普段の食事と変わり映えしない美味しさを感じられます。
健康のためと思えば問題ないですが、「楽をする」が目的だとちょっと物足りなさがあり、他のガッツリとした冷凍弁当を食べたくなります。
食宅便「 鰆(サワラ)の野菜あんかけ」は、ほかのお弁当商品と同じく、左端を点線まであけて電子レンジで加熱します。
500W5分00秒、600W4分00秒で加熱したら完成です!
600W4分00秒だと、メイン料理に加熱不足がありました。中心部分がぬるい状態だったので、プラス10秒ずつ様子を見ながら加熱していくのがおすすめです。
食宅便のパッケージ表面には、右側に成分表示が記されています。加熱時間も同じ場所に書いてあるので、メニューごとに確認しながら加熱しましょう。
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