自宅や職場での利用が増えているウォーターサーバーは、手軽に美味しい水が飲めると人気の電化製品です。しかし、ウォーターサーバーの導入を検討しているものの、ペットボトルの水とくらべてどちらがお得なのか疑問に感じている人も。
本記事ではウォーターサーバーとペットボトルを徹底比較! それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説するので、ウォーターサーバーを検討している人はぜひ参考にしてください。
ウォーターサーバーとペットボトルを徹底比較! どちらが安い? メリット・デメリットも
最終更新日:2023年12月13日
本記事について
※料金はすべて税込価格です。
※水道代は国内平均の0.2円/1Lで計算
※※口コミは個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。
ウォーターサーバーとペットボトルを比較
ウォーターサーバーとペットボトルの比較をおこなう項目は、以下の5点です。
電気を使用するウォーターサーバーと手軽に購入できるペットボトルを比較すると、気になるのは料金面。どちらがお得なのかを比較・検証していきます。
比較するポイント
- 水の料金
- 初期費用
- 配送料
- ランニングコスト
- 1ヶ月のコスト
比較の結果、以下の表どおりの結果となりました。詳しい内容を解説します。
ウォーターサーバー | ペットボトル | |
---|---|---|
水の平均価格 | 500mlあたり約76円
2Lあたり約304円 |
500mlあたり約54円
2Lあたり約94円 |
初期費用 | 無料
一部有料の場合もあり |
無料 |
配送料 | 無料
地域によっては有料の場合もあり |
無料
通販の場合は有料の場合もあり |
ランニングコスト | 電気代:300円~1,000円
サーバーレンタル料:無料~1,500円 |
無料 |
1ヶ月のコスト
(1ヶ月24L消費の場合) |
約3,648円+電気代 | 約1,128円 |
ウォーターサーバーのコスパ比較結果がわかる記事はこちら
水の料金
おもなウォーターサーバー6社の水の平均価格と、楽天市場で販売しているペットボトル4銘柄の平均価格を比べてみました。500mlあたりではウォーターサーバーの水は76円、ペットボトルは54円となり、ペットボトルの方が22円ほど安い結果に。
2Lのペットボトルで比較すると、ウォーターサーバーは304円、ペットボトルは94円なので差は210円です。以上のことから水の価格はペットボトルのほうが安いということがわかります。
初期費用
ウォーターサーバーはボトル宅配型であっても浄水型であっても、ほとんどの場合初期費用は無料です。ただし一部のサービスでは、工事費などの初期費用が発生する場合があります。
一方、ペットボトルは通販でも店頭でも購入するだけなので、初期費用はまったくかかりません。初期費用についてはウォーターサーバーもペットボトルも差は出にくいといえます。
配送料
基本的にウォーターサーバーの配送料はほとんどのサービスで無料です。しかし、北海道や沖縄など、地域によっては有料の場合もあります。
ペットボトルの場合は「Amazon」「楽天市場」など、通販で購入する際は送料が発生する場合も。
どちらも送料は基本的に無料なのでそれほど差はありません。
ランニングコスト
ペットボトルを購入するだけなら電気代はかかりません。しかし、ウォーターサーバーは水を冷水と温水にするため、電気代がかかります。
1ヶ月の電気代はサーバーによって異なりますが、300円~1,000円ほどで、平均すると600円ほど。光熱費を抑えたい人にはペットボトルのほうがおすすめです。
ウォーターサーバーの電気代について詳しくはこちら
1ヶ月のコスト
ここでは、1ヶ月の水の消費量を24Lとしてウォーターサーバーとペットボトルそれぞれの平均価格で比較してみます。
ウォーターサーバーは水の料金3,648円+電気代600円で4,248円となります。一方ペットボトルは2Lを12本購入すると1,128円です。1ヶ月のコストの差はペットボトルの方が3,120円安い結果となりました。
ただし、ペットボトルの水も温めたり冷やしたりする電気代やガス代は別途かかることも忘れないようにしましょう。
ウォーターサーバーのメリット・デメリット
料金に関する項目をこまかく比較した結果、安く済ませるならペットボトルのほうがお得という結果に。しかし継続して利用する場合、料金以外にもそれぞれメリットやデメリットがあります。
まずはウォーターサーバーのメリット・デメリットを紹介します。
メリット
- 高品質で美味しい水が飲める
- いつでも冷水・温水が飲める
- 買い物に行く手間がかからない
- 災害時の備蓄水として活用できる
ウォーターサーバーを使用するおもなメリットを4つ紹介します。
高品質で美味しい水が飲める
安心・安全で美味しい水が飲めるのがウォーターサーバーの大きなメリットです。ボトル宅配型ウォーターサーバーの水は、大きく分けて2種類あります。
天然水は、メーカーごとに採水地や味、安全性にこだわった自然のミネラル豊富な水です。RO水は不純物が極めて少なく、ミネラルを調整しているので飲みやすいのが特徴。
違いはあるものの、どちらもにおいや雑味のない水を味わえます。
いつでも冷水・温水が飲める
すぐに冷水や温水が使えるのも、ウォーターサーバーを利用する大きなメリットです。メーカーによって違いはあるものの、ウォーターサーバーの冷水は約4℃~15℃、温水は80℃~90℃。
お湯を沸かしたり冷蔵庫で冷やしたりといった手間がかからず、自分の好きなタイミングで利用できます。料理の時短にも役立ち、乳幼児のミルクや離乳食作りにもおすすめです。
買い物に行く手間がかからない
ウォーターサーバーを契約して水を購入すれば、自宅まで配送してくれます。買い物に行く手間もなく、重たいペットボトルを持ち帰る必要もありません。また、定期的に届くので買い忘れる心配もなくなります。
災害時の備蓄水として活用できる
ウォーターサーバーの水の賞味期限は、メーカーによって水の種類や処理方法が異なるため違いがありますが、未開封の状態なら天然水は約6ヶ月、RO水の場合は12ヶ月です。
万が一災害が発生し、断水した時にも水のストックがあれば水道の復旧を待たずに飲料水を確保できます。災害時の備蓄水としても役立つのは大きなメリットです。
デメリット
- 電気代などのランニングコストがかかる
- メーカーによっては水の注文ノルマがある
- 解約金が発生する場合がある
メリットがいくつもあるウォーターサーバーですが、料金面の比較でわかったようにデメリットもあります。ウォーターサーバーを利用するにあたりネックになるのはおもに3点です。
電気代などのランニングコストがかかる
ウォーターサーバーは水の料金以外にも電気代などランニングコストがかかります。メーカーによってはサーバーレンタル料・メンテナンス代・配送料が発生する場合も。
おもなメーカーを比較すると「プレミアムウォーター」と「うるのん」は水の価格は安いものの、サーバーレンタル代や送料がかかるケースがあります。「コスモウォーター」は水の価格が少し高めですが、電気代が安くサーバー代も無料です。
ウォーターサーバーを導入する際には、それぞれのメーカーを利用する場合の月間コストや年間コストを計算しましょう。水の消費量がそれほど多くない人は、サーバーレンタル代が無料で、電気代も他社より安い「コスモウォーター」がおすすめです。
メーカーによっては水の注文ノルマがある
ボトル宅配型のウォーターサーバーのほとんどは水ボトルが定期配送で、1ヶ月あたり24L程度の購入が必要。
配送スキップをときどき利用しても水が余ってしまう人は、浄水型のウォーターサーバーがおすすめです。浄水型のウォーターサーバーなら自宅の水道水を利用するため、水ボトルを購入する必要がありません。
浄水型ウォーターサーバーの中でも「Locca」は月額料金2,680円と業界最安クラス。月額料金を抑えたい人はぜひ検討してみてください。
解約金が発生する場合がある
ウォーターサーバーの多くは最低利用期間が設けられており、期間内に解約すると解約金が発生します。契約期間の長さや解約金の金額は、サービスや利用プランによってさまざまです。
ウォーターサーバーを導入する際は、最低利用期間を把握したうえで契約するようにしましょう。もし途中でほかのウォーターサーバーに乗り換えたい場合は、キャッシュバックなどの乗り換え特典があるメーカーを選ぶのがおすすめです。
ウォーターサーバーの乗り換え検討中の人は要チェック
ペットボトルのメリット・デメリット
次にペットボトルのメリット・デメリットを紹介します。
「ペットボトルは手軽だけれどゴミが多くなるのが気になる」「衛生的なほうを選びたい」など、ウォーターサーバーを検討している人は必見です。
メリット
- 価格が安い
- 自分のペースで購入できる
- 持ち運びが簡単
ペットボトル水のメリットは、やはり簡単に持ち運べて気軽に購入できる点です。以下で詳しく見ていきましょう。
価格が安い
ペットボトルの最大のメリットは価格の安さです。ウォーターサーバーとくらべると水そのものの料金も安いうえに、電気代やサーバーレンタル代など水以外の費用もかからないため、コストを抑えられます。
ただし、コンビニなどで1本ずつ購入していると割高になってしまうので、注意しましょう。
自分のペースで購入できる
ペットボトルは、ウォーターサーバーのような購入ノルマがないため、自分のペースで必要なときに必要な分だけ購入できます。使い切れずに余ってしまう心配もありません。
持ち運びが簡単
持ち運びが簡単なのもペットボトルのメリットです。500mlのボトルなら重さは約500g。外出時でも手軽に持ち歩くことができます。
デメリット
- 買い物のたびに荷物が重くなる
- 冷水・温水にするのに時間がかかる
- 災害時には売り切れる可能性がある
ペットボトルの水は安価で日常的に持ち運びやすいメリットがありますが、都度購入しなくてはいけない手間を含め、デメリットも無視できません。
続いておもなデメリットを3つ解説します。
買い物のたびに荷物が重くなる
ペットボトルの水は2Lのボトル1本でも約2kgあるので、まとめ買いや箱買いするとかなりの重量になります。通販で購入する場合を除き買い物のたびに荷物が重くなり、自宅へ持ち帰るのが大変です。
女性や子どもだけで水のペットボトルを買いに行くと、重さのせいで毎回疲れてしまいます。
冷水・温水にするのに時間がかかる
ペットボトルの水は冷たい状態で購入しても保存しておけば常温になります。そのため、温めたり冷やしたりするのに時間がかかります。また、冷蔵庫で保存する場合はスペースが必要です。冷蔵庫の容量によってはペットボトルが入らなくて困ることも考えられます。
災害時には売り切れる可能性がある
災害時、ペットボトル飲料はスーパーやドラッグストアで売り切れることが多く、購入できない可能性があります。
日常的にペットボトルを備蓄水として保管しておけば問題ありませんが、それなりの量を保管するには場所も必要です。ウォーターサーバーなら定期配送のため、災害用の備蓄水として活用できます。
おすすめのウォーターサーバー3選
ペットボトルの水は出先でも気軽に水分補給できるので便利です。しかし災害時や日常的に家庭内で使用することを考えると、ウォーターサーバーにはメリットがたくさんあります。
「コストを抑えたい」「水を備蓄しておきたい」など目的があるならウォーターサーバーを探して導入するのがおすすめ! 初めてでも使いやすいウォーターサーバー3選を紹介します。
Locca | エブリィフレシャス | プレミアムウォーター | |
---|---|---|---|
タイプ | 浄水型 | 浄水型 | ボトル宅配型 |
水の価格
(500mlあたり) |
水道代 | 水道代 | 68円~ |
月額費用 | 2,680円 | 3,300円/3,850円 | 3,823円~
+サーバー本体料金 |
サーバーレンタル代 | 月額料金に含まれる | 月額料金に含まれる | 0円~1,100円 |
送料 | 無料 | 無料 | 無料※ |
最低契約期間 | 5年 | 3年 | 2年/3年 |
サーバーの種類 | 2種類 | 3種類 | 6種類 |
サーバーのタイプ | 卓上・床置き | 卓上・床置き | 卓上・床置き |
電気代
(1ヶ月あたり) |
500円~ | 360円~ | 490円~ |
初期費用 | 3,300円 | 無料 | 3,300円 |
冷水温度 | 6℃~8℃ | 5℃~10℃ | 6℃~8℃ |
温水温度 | 83℃~87℃ | 80~85℃ | 80℃~87℃ |
乗り換え特典 | 他社解約金最大16,500円
キャッシュバック |
他社解約金最大16,500円
キャッシュバック |
他社解約金最大16,500円
キャッシュバック |
Locca
「Locca」は「プレミアムウォーター」が提供する浄水型ウォーターサーバーです。高性能のフィルターを使い、自宅の水道水をろ過して使用するので、水を発注する手間も面倒なボトル交換も必要ありません。
利用料金はサーバーレンタル料、配送料、6か月ごとのカートリッジ代もすべて含まれて月額料金は2,680円と業界最安値! 完全定額制なので料金を気にせず利用できるのがメリットです。
エブリィフレシャス
「エブリィフレシャス」は、初期費用が無料で月額3,300円から利用できる定額制の浄水型ウォーターサーバー。専用カートリッジを定期的に無料で届けてくれるので、いつでも衛生的です。
また、ボタンひとつで美味しいコーヒーが飲めるカフェ機能が付いた機種もあるので、いろいろな用途に使いたい人にぴったり。
ECO機能を使えば1ヶ月の電気代は約360円と低コストです。
プレミアムウォーター
「プレミアムウォーター」は業界シェアもNo.1のボトル宅配型ウォーターサーバーです。
最大の特徴は水の料金が安いこと! 北アルプスや南阿蘇など、厳選された8か所の地下水脈からくみ上げた美味しい天然水が500mlあたり68円から利用できます。
また、サーバーの種類やカラーバリエーションも豊富なので、部屋の雰囲気に合わせやすいのも魅力。インテリアにこだわる人やボトルで水を購入しておきたい人におすすめです。
利便性重視ならウォーターサーバーがおすすめ!
ウォーターサーバーとペットボトルにはそれぞれのメリット・デメリットがあるため、自分が何を求めるのかによってどちらが良いのかも変わってきます。
買い物の手間や労力をかけず、いつでも美味しい水が飲め、冷水や温水もすぐに利用できるなど利便性を求める人にはウォーターサーバーがおすすめです。
とにかくコストを抑えたい人や、いつでもどこでも買える手軽さを求めるならペットボトルがいいでしょう。生活スタイルや予算などに合わせて、自分にはどちらが向いているのか検討してみてください。
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