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  • 【増量祭】量味ともに満足な「ふわもち生どら焼 粒あん&ホイップ」がなぜ評価されないのかを語る

セブン-イレブンでは値段そのままで商品がボリュームアップする「増量祭」が行われている。第2弾は5月20日(火)から5月26日(月)まで。

今回は粒あん&ホイップが2倍になっているという「ふわもち生どら焼 粒あん&ホイップ」(以下、生どら焼き)を実食レビュー。間違いなく目玉商品のはずなのに、筆者はどうにも違和感が残っている。

というのも、以前開催されたローソンの増量キャンペーンでは入荷時間を狙わないと購入できなかったのに対し、本商品は割と普通にどこのセブンでも買えてしまった。

もちろん用意した在庫の数であったり価格帯の問題もあったりするので一概には言えないが、何か理由あるのかもと勘ぐってしまう部分もある。

その違いは何だったのかを筆者の感覚で探りながら、商品をチェックしていこうと思う。

参考:感謝祭 お値段そのまま!人気商品増量祭 | セブン-イレブン

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ふわもち生どら焼 粒あん&ホイップの全体像

本体価格は税込約195円。重量を量ったところ、重さは150gジャストだった。これはローソンで販売された総重量が47%アップの「盛りすぎ!どらもっち」(以下、どらもっち)とほぼ同じ。あちらは総重量を47%増量していたのを考えると、元々のボリュームはセブンの方が上に感じる。

取り出してみて最初に感じたのは、クリームの溶けやすさだ。常温で10分程度放置していたのだが、あっという間にクリームが溶けてどら焼きから微妙にあふれ出てしまう。

どらもっちが持ち手になる部分の皮を閉じて持ちやすくしてるのに対し、セブンの生どらやきはハンバーガーと同じサンドする形のため、どうやって持ってもクリームがつぶれていろんな方向からクリームがあふれ出すので、食べにくさを感じた。

ふわもち生どら焼 粒あん&ホイップから少しクリームがはみ出している様子

ちょっと低めの温度で冷蔵保存してどら焼きの上皮を外したものがこちら。慎重にやらないとすぐにぐちゃっとなってしまうので思ったよりも手間がかかった。

あふれんばかりに上乗せされたクリームは増量感が感じられて嬉しいが、それがかえって欠点になってしまっている感じは否めない。それでは味の方も検証していこう。

ふわもち生どら焼 粒あん&ホイップの皮を剥がしてクリームとあんこが露出している

手や床がクリームでべたべたにならないよう慎重に口に運ぶ。ともに甘さ控えめのあずきとクリームに、柔らかすぎず硬すぎずちょうど良い歯触りのどら焼きが絶妙にマッチ。「上品な甘さ」と表現するにふさわしい、王道の和菓子感がある。

ローソンのどらもっちはクリームが甘すぎる感が強すぎたのだが、本商品ではそこまで甘さにしつこさはなかった。ただし、「ふわもち」と公式で表現しているよりは生どら焼きの皮のもちもち感に特別さは感じず、普通のどらやきの皮との違いはイマイチ感じられなかった。この点ではもっちり感にこだわったどらもっちの方が一枚上手だ。

総評として筆者的には「普通にうまいしお得」という結果であった。甘さのバランスが控えめなのが好印象。

あまり購入者が多く感じない理由については、ローソンが「総重量47%増量」に対し、セブンが「粒あん&ホイップ2倍」と表記していることが原因にも感じている。%表記なら「100%増量」と書けるのに、と思ってしまう。こういった宣伝手法の微妙さはあるだろう。

そして、「どらもっち」のようなオリジナルスイーツ感を出さず、「生どら焼き」というシンプルな商品名にしていることも、特別感が薄く感じる原因なのかもしれない。

また、これは購入した人のみがわかることであるが、クリームを増量する際に持ち手部分などを考えた開発をしなければ食べにくい、ということも感じた。

セブンが大規模な増量キャンペーンを行うのは、今回が初だったはずだ。筆者的に生どら焼きは満足な商品だったため、ぜひ小さな点も改善を重ねていってほしいと切に願う。

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