油そばと台湾まぜそばは一体何が違うのか? きっかけはふとした疑問からだった。
筆者は学生時代にバイト終わりの油そばを楽しんでいたのだが、実は台湾まぜそばをあまり口にしたことがない。金欠学生にとって油そばは安く腹を満たせるコスパ最強フードだったのに対し、台湾まぜそばは「高級品」というイメージが強かったのだ。
調べてみると、料理のベースは同じものの、おおまかな違いは2つ。トッピングの違いと、最初から汁を麺に絡めているかの違いとのことだ。
たっぷりのひき肉と卵黄、魚粉がのせられたその姿はまさにスター。当時はなかなか手が出なかったが、なんとファミマでは冷凍の台湾まぜそばがたったの321円で楽しめるらしい。
台湾まぜそばブームの火付け役になったといわれる「麺屋こころ」監修のまぜそばを実食レビューをしていきたいと思う。


【こころ監修】ガーリックが効いたファミマの「台湾まぜそば」は追い飯を用意して楽しむべし!
最終更新日:2025年03月16日

「麺屋こころ」のレビューを見る限り、かなりガーリックが効いた味が楽しめる一品らしい。明日の予定を確認してから実食に臨む。内容量340gと以前レビューしたチキンオムライスよりも量が多い。
原材料には削りぶし粉末とガーリックペースト、ニラの文字。台湾まぜそばを象徴する、におわせトリニティフォースである。申し訳ないが社外営業に向かう人にはとても食べられないだろう。
味付けのベースは砂糖と醤油で、筆者は勘違いしていたのだが台湾系の料理は八角や花椒をそこまで使わないらしい。かなり日本人好みな味付けといえるだろう。

開封した状態は画像の通りで、スープ粉末は存在せず、本体のみ。「最初から汁と麺を絡めてある」台湾まぜそばだからこその単独包装なのかもしれない。
別袋として、ガーリックパウダーが付属していた。刺激が足りない人向け、あるいは本来の味付けを楽しみたい人向けか。実店舗の味に近づけるには入れた方が良さそうだ。
太麺仕様のためか、解凍時間は500Wで6分30秒と長めである。

皿に盛り付けていざ実食。今回はお湯を入れる工程がなかったため、解凍時にでる水分のみのほぼ汁なし麺だった。食べる前からすでに魚粉とガーリックの匂いが強く鼻を抜けてくる。
豚の角煮(チャーシュー?)は3つ入っていたが、小さめの印象を受ける。個体差はあると思うが、筆者の場合はどうしてもイメージ画像のようにひき肉と麺が整っている形にできなかった。見栄えに関しては苦戦を強いられている。

麺は圧倒的太麺のもっちり感。強烈なガーリックとにらの香ばしい匂いとともに、胡椒と唐辛子のぴりっとした辛さが後をひく。少し舌がぴりつく程度には辛みがある。
この無骨さと味の激しさは、筆者の食欲を強く搔き立てる。あぁ、この味付けは非常に好みだ。不愛想であるが仕事に誇りを持って臨む、存在しない店主の顔が浮かび上がる。※
より強い刺激を求めるためにパウダーを全量いれると、さらに激しくガーリックのうま味が舌を駆け抜ける。鶏ミンチ肉は甘じょっぱい味つけで飽きがこない。鶏脂と魚粉が混ざった時の、山の幸と海の幸が交わる瞬間に哲学を感じる。
最後にとっておいた角切りチャーシューは、油分多めで噛み締めるたびに脂の旨さが染み出してきてたまらない。
だが、まだだ。まだ「おいしい食べ方」を試せてはいない。
※あくまで味のイメージの具現化であり「麺屋こころ」を貶める意図はありません。店主の顔も筆者は確認していません。

裏面に記載されていたように酢と卵も投入。卵黄が推奨されていたが、「白身もったいなくない?」という筆者の中のもったいないお化けが騒ぐため生卵をまるっと投下。
卵が全体をクリーミーにしつつ、酢が酸味を加える。辛さが緩和されるので、刺激が苦手な人は最初から入れてもよいだろう。よく考えるとマヨネーズと同じ原材料であるため、おいしくならないわけがない。
汁なし麺と評していたが、卵と酢が入ったことで若干の汁気が発生し、底には鶏ひき肉と少量の汁が残る。となればやることは何か? そう、追い飯である。

筆者はおにぎりを半分くらい投入。肉のうま味と脂が良く米になじむ。元々少し味付けが濃い目なのだが、ごはんで食べるとちょうどよい。
ニラが適度にアクセントを加えてくれるので、食べ続けて飽きが来るという感じはなかった。

総評。税込み321円では味わえないほどの満足度。味変と追い飯で三度楽しめる。太麺のもっちり感もしっかり再現されているのが高評価。
コンビニでボリューミーなものが食べたいという人はぜひ試してみてほしい。
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