最近、セブンのデニーズ監修シリーズにはまっている。日本の「洋食店風」というコンセプトに惹かれるのだ。
今回レビューする「ビーフシチュードリア」もその象徴といっても過言ではないだろう。そもそも、ドリアという食べ物は16世紀に活躍した海軍提督の「アンドレア・ドーリア」に由来した日本の創作料理である。イタリアやフランスにいっても、そんなメニューは存在しない。
世界で愛されるフランス発祥の料理ビーフシチューを、お米とあわせてオーブンで焼き上げる和洋折衷感。これを「洋食店風」と筆者は言いたいのである。御託を並べても仕方ないので、早速レビューをしていこう。


【デニーズ監修】セブンの「ビーフシチュードリア」はごろっとした牛肉とトマトブイヨンベースの味わいが相性抜群の一品
最終更新日:2025年03月14日

原材料はトマトペーストやトマトケチャップが酸味を効かせているほか、ワインやデミグラスソース、ブラウンソースを入れたオーソドックスな味付け。
しかし米にあわせるためか、「みりん」「ハヤシルゥ」「醤油」と和食調味料が隠し味として足されている。こういう細かい部分に良い意味で「ファミレス」が感じられる。

外袋は開ける必要があるということで、出してみると表面積の半分以上を占めるスライスチーズの群れ。先ほど確認を逃していたが、改めてみると容量250gに対してカロリーは415kcalとかなり高め。減量を考えている人は注意されたし。
内袋は爆発しない仕様のようなので、剥がさずレンジに入れて待つこと4分50秒。

取り出すと何ともおいしそうな見た目。チーズはきれいに解けてビーフシチューと混ざり、食欲をそそられる。
お菓子の家の童話があるのなら、ビーフシチューの月があってもおかしくないじゃないか。ごつごつと無骨な感じのする見た目はまるで月面模様だ。
ぱっと見ではわかりにくいのだが、中央にごろっとした肉の塊が顔をのぞかせているのがわかる。容器が付いているタイプはそのまま食べるだけでいいので、洗い物が嫌いな筆者にはとても優しい。フォークを一本用意して、いただきます。

ブイヨンの旨みが詰まっており、トマトの酸味が味を調えているオーソドックな甘みの強いデミグラスソース。ワインも入っているが大人感はなく、お子様ランチで出しても喜ばれる苦みの少ない味付けだ。
パン粉が入っているようだが、表面のカリカリは感じられなかった。温め過ぎたのだろうか、チーズが柔らかくてすぐシチューに溶けてしまった。チーズの乗っている部分を一緒に食べると塩味とともにまろやかさも出て味の輪郭に濃淡がつく。

中央に豪快な牛肉がどんと2つ埋め込まれていて、食べ進めてから発見できるようになっている。肉は分厚いが噛み切れない硬さではなく、適度な歯ごたえ。
下に敷かれたお米は特に下味をつけたタイプではなく、軽くこしょうが振ってあるくらい。
こんなに洋風な味付けなのに下に敷き詰められた米がこんなに馴染むのは、隠し味に醤油がはいっているからだろうか。

食後の印象としては、ファミレスに子連れで連れて行ったとき、親子でシェアして食べる味。刺激の強い味や苦みもほとんどなく、甘くて食べ進めやすさがあった。
セブンは特製牛皿がかなり大人向けに作られていたのでビターなビーフシチューも想像していたが、さすがファミレス監修というべきか、オーソドックスながらも親しみやすい味付けの工夫がされている。
どうしても気になるのが1食当たりの量である。やはり250gは成人男性では物足りないようだ。カロリーは足りているので、肉以外の具材を追加する等で満足度をもっと高めてくれたら嬉しい。

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