「牛丼(牛皿)」は男メシの2番手に位置する料理だと思う。1位は豪快に肉を焼くステーキだが、牛皿は玉ねぎと牛コマを炒めるだけで作れる手軽さに、一人暮らし男性の調理経験も多いはず。 最も、調味料は焼肉のたれだったりオイスターソースだったり味付けにさまざまな亜種を含む話だが。ちなみに、筆者はすき焼きのわりしたをよく使う。
実はセブン-イレブンには「特製牛皿」の冷凍食品が存在している。価格は税込み419円。すき家の牛丼が並盛450円であることを考えると、冷凍食品としては強気の価格設定だ。価格相応の満足感があるのかを検証していきたいと思う。


【セブン-イレブン】「特製牛皿」の醤油を重ねた秘伝タレでご飯が進み過ぎた話
最終更新日:2025年03月12日

いつものように成分をチェック。気になったのは、醤油たれ・醤油・醤油加工食品と3度も「醤油」という単語を目にしたことだ。「厚生労働省の資料」によれば、「醤油加工品とは、しょうゆの原料に占める重量の割合が上位 3 位以内であって、かつ、原料の重量に占める割合が 5%以上とし、製造時に添加した水は原料として換算しないもの」と定義しているらしい。大体がたれかつゆになるそうだ。
醤油たれと別で表記しているところを見ると、「醤油加工食品」はたれではなく「つゆ」を指しているかもしれない。醤油たれ+醤油+醤油つゆの3段構え。興味がわいてきたので、さっそくレンジの中へ。

レンジから出した状態は画像の通り。加熱段階から強い玉ねぎと醤油の香ばしい香りが充満した。一応注意が必要である。
肉が塊になっており、ほぐす必要がありそうだ。熱々の状態でもつゆの粘度は高く、少しコゲが出るまで煮詰めたときの感じが出ている。
この状態で一口食べてみたところ、味付けはかなり濃いめで、猛烈な醤油と玉ねぎの香ばしい風味が抜けた後にほんのりと苦味がある。

流石に単体では食べるのがつらかったので、お米も一緒に添えていただきます。
トリプル醤油が効いているのか、第一印象はとても香ばしい。隠し味に昆布エキスが入っており、うま味成分は十二分。じっくりと煮詰めた感のある味付けだが、玉ねぎはシャキシャキと歯ごたえがあり、飽きにくい仕様になっている。
肉は牛コマでやや脂身多めのものを使用しており、ぷつぷつっとかみ切る食感がある。塊肉になっているおかげで、食べ応えが増しているのもポイントだ。

商品名通り牛皿スタイルで食べていたのだが、やはりこの特徴的なつゆが皿に残ってしまうのがもったいない。思い切ってお茶碗に移して「牛丼」スタイルで楽しむことにした。
おぉ、なんともそそる見た目ではないか。皿の盛り付けでは少なく見えたが、お茶碗に盛るとちょうど良いボリューム感だ。
改めて頬張ってみると、米にしっかりとつゆが染み込み、ぎゅっとうま味が乗ってくる。これはうまい。おかず無しでも香ばしい風味でご飯が進む。一合ちょっとの量だったが、追加のおかず不要で問題なく食べ切れた。

総評としては、こだわりぬいた重ね醤油のつゆが味わえる、玄人向け牛皿。牛丼の本質は牛にあって牛にあらず。肉と玉ねぎのうま味をのせてより輝くつゆこそ本懐である。そんなテーマが感じられた。あえてつゆの粘度を上げたり苦みをつけたりして、「焦がし」感をだしているのも高評価。
牛丼チェーン店で食べる味とは趣が異なるため、酒に合う大人な牛皿を探している人にはぜひ食べてみてほしい。
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