3月4日、東京で初めて大雪警報が発表された。3月1日には16.4℃だったのに、気温は1℃台まで急激に下がった。奥ゆかしい四季の移り変わりはどこへやら。最近の日本は寒暖差が激しいと感じる。
そんな寒い日を乗り切るために購入したのは、ローソンの「阿吽監修 濃厚胡麻香る担担麺」。冷える身体を辛いもので温めたい気分だった。
食べログで三度、百名店を受賞した担々麺界のレジェンド「阿吽(あうん)」が、冷凍食品にどんな影響を与えているのか。普通の人でも食べ切れる辛さなのかを含めて、レビューしていきたい。


【阿吽監修】ローソンの担々麺が肉肉肉ゴマの旨味てんこもりスープで感動
最終更新日:2025年03月06日

早速裏面をチェック。文字情報が上に寄りすぎていて見にくいのだが、食肉は鶏肉と牛肉。さらに牛脂と豚脂まで入っており、牛豚鶏がそろう超肉々しい味付けが想定される。
阿吽の店舗は行ったことがなく、食べるのは初めて。しかしがっつりした食べ物が好きな筆者は、すでに期待で胸を膨らませていた。
ただしカロリーには注意。なんと、これ一つで631kcalと記載されている。

中を開けると、レンジで温める麺、お湯で溶かすタイプのスープ、辛味増しの花椒パックが1袋。麺とスープは別々に調理が必要なことには注意したい。また、スープ調理時、水は250mlと少なめな点に注意(カップラーメンの平均は300ml)。
気になったのは麺の上にびっしりと敷かれた、そぼろ肉。どっちが本体? と思うほどに盛られすぎている。肉好きにはたまらないのではないだろうか。

できあがったものがこちら。パッケージ写真と比較してみると盛り付け方は店舗のそれとはかけ離れているものの、スープの質感は確かに近そうである。
本来はもっとそぼろが上に来るようだが、麺の塊をほぐしたくて形は少し崩れてしまった。いぶし天目のプロっぽい黒どんぶりに盛り付けて、いただきます。

口に含んですぐ訪れる肉の旨味の衝撃。そのままだとごちゃつきそうなものだが、甘めの味噌がそれを調和してくれている。あとから全入れした花椒の風味ががつんと鼻を抜け、胡麻の優しい後味が残り最後は何故かさっぱりする。まろやかさが強いおかげか、花椒特有のピリピリは残るものの激しい辛さは感じない。
なるほど。隠し味にガーリックペーストやワインが入っていたのを見たが、たくさんの手間をかけて肉特有の臭みはほぼ感じないレベルに仕上がっている。企業努力が生み出した、担々麺スープの一つの完成形と言えるだろう。
がつん→まろやか→がつん→まろやか。この味の強弱が昨今の寒暖差の激しい気温の変化を思い出し、勝手に風流を感じていた。

本商品は麺についても言及したい。ソフトな口当たりだが、ぶちぶちしているわけではない絶妙なバランス。汁を吸ってふやけているが、崩壊を起こしていないためきちんと麺の感触を楽しめる。油をしっかりと吸うので麺にも旨味を感じるのもグッド。
食べるときに一緒に口に入る大量のそぼろが嬉しい。鶏と牛の合い挽きなので肉感はかなり強めで、食べ応えを感じる。たけのこは細かく刻んであって、食感はあるがあまり担々麺の邪魔はしない。このスープにご飯をいれるだけでもう一食いけそう。
本体価格税込み397円と少し強気の設定だが、2食分食べられると考えればお得ではないだろうか?

総評としては、財布に余裕があれば買って損はない。本家の味を食べていないが、旨味成分とごまのクリーミースープの調和は食べていて楽しさを感じるレベルだった。強気の値段設定には相応の理由があるというもの。
強いて不満点を上げるとするなら、調理が少し大変な点。そぼろを麺と一緒にレンジで温めてスープの上に乗せる必要があるのだが、肉がボロボロとこぼれて汁跳ねが怖かった。具は袋分けしても良かったのかもしれない。

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