「こってりとしたラーメン」といえば、皆さんはどんなものを思い浮かべるだろうか? 博多豚骨ラーメン? 横浜家系ラーメン?

答えは人それぞれ異なるだろうが、私が真っ先に思い浮かべるのは、「天下一品」だ。初めて食べたのは大学生のときで、あの粘度の高いドロドロとしたスープをすする背徳感に、すっかり虜になった。

さて、現在ローソンでは「天下一品監修炒飯」なる商品が発売されている。価格は税込322円。そこに記された珍妙な一文が「こってりスープ仕上げ」である。ところが、天下一品の店舗メニューにはスープ入りの炒飯なるものは存在しない(天津飯ならあるが)。 

となれば、天下一品を愛する者として調べずにはいられない。果たして「天下一品監修炒飯」は、ただのキワモノに過ぎないのか、それとも新たな定番となり得るのか。ぜひ、その結末を見届けてほしい。

まずは裏面で内容物の確認チェック。なるほど、確かに原材料名の中に「ラーメンスープ」の記載がある。

さらに確認できるのが「チキンエキス」の表記。天下一品の「こってりスープ」は、白濁した色とドロリとしたたる濃厚さから豚骨スープと思われがちだが、実は鶏がらをベースとしたスープだ。

なるほど、つまりはラーメンと一緒に頼んだ炒飯をスープと一緒に食べるあの感覚をメニューにしたかったのだろうか?

製造元は冷凍食品の大御所ニチレイフーズで、ブランドに対する安心感が持てる。

別皿に持って解凍前の確認。我が家の皿は20cm程度だが、こんもりとする程度のボリューム感。重量は300gと記載されており、成人男性の1食としては普通くらいだろうか。具は焼豚ねぎ卵の3種が確認できる。

解凍してみても、やはり見た目は普通の炒飯である。米のツヤ感が少し目立つか。最初は冷凍食品解答直後特有の光沢かと思ったが、数分たってもテカテカとしていた。

そうか、これは油分が含まれたラーメンスープの光か。徹頭徹尾ラーメンスープに終始することにこだわりを感じる。果たして、この炒飯で天下一品のあの味を堪能できるのか? いざ実食。

一口目で感じた味付けは濃いめで、やや甘さがある。マー油や胡椒などの強い香辛料の味はそこまで感じない。突き抜けてくる風味に、確かにラーメンスープの存在感がある。というか強調された鶏がらスープの風味が食べた後もしばらく残る

これは、スープと炒飯を一緒に食べるイメージではなく、まさしくスープをかけて浸した炒飯を食べたときの感覚。「こってりスープ仕上げ」という表記は伊達ではなかった。あの泥スープの味の再現度は高めに感じる。

商品の性質上べたつき感は強めで、パラパラ炒飯が好きという人には少々向かないかもしれない。

とはいえ冷凍食品自体が解凍時に一定のべたつきが残る性質のため、いっそベタっとした仕上がりにしようと考えた発想は良いと思った。

スープの味が濃い目だからか、時々挟まる焼豚はあっさりとした味付けで、卵はあまり強調することはなかった。後味にほんのりとしたネギの風味は漂ってくる。にんにくの匂いも残るので、口臭が気になるタイミングで食べるのは控えたほうがよさそうだ。

食べ進めて驚愕の事実が発覚。底の方におこげができている。写真では少しわかりにくのだが、こげ茶色の塊が溜まっていた。え、冷凍食品でこんなことできるのか? 恐るべしニチレイフーズの技術力。

おこげになることでさらに強いスープの風味を堪能できるだけでなく、焦げたときの香ばしさが追加されよりおいしくなる。これはたまらない。

結論からいえば、「天下一品監修炒飯」は購入して食べてみる価値あり。単品でも満腹感はあるので、500円以下で1食分済ませられるコスパも良し。

袋のままの解凍でおこげができるかは不明なので、フライパンの加熱調理か別皿に分けてレンジ解凍がおすすめ。ぜひ天下一品の「泥スープ感」を炒飯で味わってみてほしい。

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