ウォーターサーバーは冷蔵庫のように電源をつけっぱなしにしておくため、長期的に利用する上で「毎月の電気代がどれくらいかかるのか」は気になる問題です。
本記事では、ウォーターサーバーの電気代について徹底解説。ウォーターサーバー11社の1ヶ月あたりの電気代を比較しました。特に電気代が安いウォーターサーバーも紹介します。
後半では、ウォーターサーバーの電気代を節約する方法も解説! ウォーターサーバーを契約して、できるだけランニングコストを抑えたい方は参考にしてください。
ウォーターサーバー1ヶ月の電気代は高い? 11社比較し安いサーバーを紹介
最終更新日:2023年11月28日
※本記事内の価格はすべて税込です
ウォーターサーバーの電気代は高い? ほかの家電との比較
ウォーターサーバーの電気代が高いのかどうかを調べるため、ほかの家電と比較しました。
各家電の1ヶ月あたりの電気代
- ウォーターサーバー:約250〜1,400円
- 冷蔵庫:約600〜900円
- テレビ:約300〜600円
- 洗濯機:約80〜250円
- エアコン:約1,000〜3,000円
- 電気ケトル:約100〜200円
ウォーターサーバーの電気代は、機種によって差が大きいのが特徴。料金差が出る理由は、おもに省エネ機能の有無です。省エネ機能がない場合、月1,000円以上かかってしまうサーバーもあります。
省エネ機能があれば月250〜500円程度まで抑えられ、エアコンや冷蔵庫よりも安くなります。ただ「お湯がほしい」という目的だけであれば、ウォーターサーバーよりも電気ケトルのほうが安いです。
【1ヶ月】ウォーターサーバー各社の電気代シミュレーション・比較
ウォーターサーバー各社の1ヶ月にかかる電気代を以下の表にまとめました。
※ウォーターサーバーの電気代の不正表示を防ぐために、日本宅配水&サーバー協会(JDSA)が「日本宅配水&サーバー協会消費電力基準(1804)」を定めています。JDSAに登録されている事業者の場合、公表されている電気代はこの基準により測定された値です。
電気代は、各家庭の電力料金や利用頻度などによって異なるため、参考値としてご覧ください。
ウォーターサーバー | 1ヶ月の電気代 |
---|---|
コスモウォーター | 約256円~ |
フレシャス | 約330円~ |
プレミアムウォーター | 約490円~ |
ネイフィールウォーター | 約500円〜 |
うるのん | 約510円〜 |
ピュアハワイアン | 約600円〜 |
ジャパネットウォーター | 約640円〜 |
アルピナウォーター | 約650円〜 |
クリクラ | 約756円〜 |
信濃湧水 | 約800円〜 |
サントリー天然水 | 約1,350円~ |
平均 | 約626円~ |
ウォーターサーバー各社の電気代を比較した結果、相場は月500〜800円(11社の平均値は月626円)ほどで、安くて月500円以内におさまることがわかりました。
ただし、ウォーターサーバーのランニングコストには電気代のほかに水(ボトル)代やサーバーレンタル代も含まれるため、電気代が安ければ良いウォーターサーバーとは限りません。
安いウォーターサーバーをもっと比較するなら
電気代が安いおすすめのウォーターサーバー3社
先述の各社ウォーターサーバー電気代を比較した結果から、特に電気代が安い3社の特徴を紹介します。
- コスモウォーター
- フレシャス
- プレミアムウォーター
コスモウォーター
「コスモウォーター」は、公式にランニングコストの安さをアピールしているウォーターサーバーです。サーバーレンタル代は基本無料で、水代・電気代のみが実質負担となります。
「コスモウォーター」の中で電気代がもっとも安いウォーターサーバーは『smartプラスNext』です。消費電力を最大60%カットするエコモード機能により、1ヶ月の電気代を約256円におさえられます。
また、『smartプラスNext』は機能性に優れる点も魅力的。足元でボトル交換できるため、水を取り替える際の負担が少ないです。チャイルドロック・水温調節機能のほか、非常時電源ユニット・スマホなどが充電できるUSB充電ポートも付いています。
コスモウォーターの口コミや利用レビューはコチラ
フレシャス
「フレシャス」もウォーターサーバーの省エネ機能に力を入れています。また、シンプルなデザインにもこだわったサーバーが多いです。ランニングコストとおしゃれさの両方を重視する方におすすめ。
もっとも電気代が安いサーバーは『フレシャス・デュオ』で、1ヶ月で約330円になります。1日あたりに換算すれば約10〜11円です。
『フレシャス・デュオ』の電気代が安い理由は、3つの省エネ機能を搭載しているため。SLEEP機能、エコモード、デュアルタンク構造により、従来モデルよりも70%以上の電気代削減を実現しています。
プレミアムウォーター
「プレミアムウォーター」は、モンドセレクションで受賞経験のあるウォーターサーバーで、美味しさや品質に定評があります。
「プレミアムウォーター」でもっとも電気代が安いのは『amadana(アマダナ)グランデサーバー』です。サーバー本体が省電力設計になっており、さらに光センサーによるエコモードを搭載。省エネ機能をフル活用することで、電気代は1ヶ月あたり約490円まで抑えられます。
「amadana(アマダナ)」とは国内の家電ブランドのことで、唯一無二なデザインが魅力。『amadanaグランデサーバー』もスタイリッシュな見た目で、おしゃれなインテリアにも違和感なく調和するので、デザイン重視の方におすすめです。
プレミアムウォーターの口コミや利用レビューはコチラ
ウォーターサーバーの電気代を節約する方法
ウォーターサーバーは使い方によっても電気代に差が出るため、節電できるテクニックを知っておきましょう。ウォーターサーバーの電気代を節電する方法は以下のとおりです。
ウォーターサーバーの電気代を節約する方法
- 省エネモデルやエコモード搭載のサーバーを選ぶ
- サーバーの設置場所に注意する
- コンセントを抜き差ししない
- こまめにサーバーを手入れする
省エネモデルやエコモード搭載のサーバーを選ぶ
電気代の安さを重視するなら、省エネモデルもしくはエコモード搭載のウォーターサーバーを選びましょう。標準モデルよりも60〜70%ほど電気代をカットしてくれるモデルもあり、長期利用するほどランニングコストに差が出ます。
特に電気代が安いウォーターサーバーは、「コスモウォーター」の『smartプラスNext』です。
『smartプラスNext』なら、エコモードを利用することで電気代が1ヶ月あたり256円(※)になります。この金額は、本記事でおこなった11社の電気代比較」の中で最安値です。
※月に12Lボトルを2本使用、エコモード1日2回使用、19.88円/kwhを基準とした場合
サーバーの設置場所に注意する
ウォーターサーバーを壁際に設置する場合は、壁との間に10cm以上の隙間を設けるようにしましょう。サーバーと壁が密接していると熱がうまく放出されず、電力消費量が上がってしまうためです。
同じ理由で、風通しがよく直射日光が当たらない場所もサーバーの設置場所として適しています。逆に、床暖房の近くなど熱がたまりやすい場所は避けましょう。
ウォーターサーバーは生活スタイルにあわせて便利な場所に設置するのはもちろん、節電の観点から、熱が逃げやすい位置かどうかも注意して設置場所を選んでください。
コンセントを抜き差ししない
ウォーターサーバーを節電目的でコンセントを抜くのは、2つの理由でおすすめできません。
まずひとつ目に、電源のON・OFFの切り替えは電力を大きく消費するためです。また昨今のウォーターサーバーは、省エネ設計により待機電力を低く抑えている場合もあります。都度コンセントを抜き差しするよりも、つけっぱなしにしたほうが節電になることが多いです。
コンセントを切らないほうが良い2つ目の理由として、衛生面の問題があります。ウォーターサーバーには保温機能がついており、電源を切ると水の温度・品質が維持できません。基本的に、冷蔵庫のように電源はONにしたままにしておく必要があります。
こまめにサーバーを手入れする
ウォーターサーバーを定期的に手入れして、ほこりが溜まらないようにしておくことも節電につながります。ほこりが溜まると、効率的に放熱できなくなるためです。とくに、サーバーの背面や放熱口にほこりが溜まりやすので、綿棒やブラシを使って綺麗にしましょう。
ウォーターサーバーの電気代に関するよくある質問【FAQ】
- ウォーターサーバー1ヶ月の電気代は平均いくら?
- ウォーターサーバー1ヶ月の電気代は、平均約626円です。この平均値は、ウォーターサーバー11社の電気代より算出しました。各社の電気代については、「【1ヶ月】ウォーターサーバー各社の電気代シミュレーション・比較」をご覧ください。
- ウォーターサーバーの電源はつけっぱなしにしておくべき?
- ウォーターサーバーの電源は、基本的につけっぱなしにしておきましょう。電源をOFFにすると、水温を一定に保てずに品質低下を招いてしまうためです。また昨今では、電源をつけたままでも不要な電力消費をおさえてくれる省エネモデルも多数あります。
- ウォーターサーバーの電気代は冬のほうが高い?
- 冬のほうがウォーターサーバーの電気代が高いとは一概には言えません。
ウォーターサーバーが電力を消費するのは、水温を保つためです。水温が低いときには水をあたためるために、水温が高いときには水を冷やすために電力消費が増えます。
つまり、外気温の影響を受ける夏や冬は、ウォーターサーバーの電気代が高くなりやすい時期です。しかし、夏か冬のどちらが電気代が高くなるかは、お住まいの地域の気温差などによって異なります。
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